茶杓の銘[十六] 9月(春)
当地は春、しかし、日本はまだまだ日中は暑いものの、朝晩は秋の訪れを感じる月です。特に9月9日は、菊の節句とも呼ばれる、家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源の重陽の節句です。
「着せ綿」(きせわた)
菊の花は、自然には秋に咲きます。菊は優れた薬効を持つ植物として昔から知られています。9月9日の重陽の節句の前夜には、菊の花の上に真綿をかぶせ、翌日の朝に露や香りを含んだその綿で身体を拭うと、無病、長寿を保てるという古い言い伝えがあります。
9月になると「着せ綿」という練切りが和菓子屋さんの店頭に並びます。

菊の着せ綿
2024年9月

![茶杓の銘[三十]11月(初夏)](https://i0.wp.com/www.chadourasenke.org.br/wp-content/uploads/2025/11/2025-11-07-082301.png?resize=129%2C200&ssl=1)
![茶杓の銘[二十九]10月(春)](https://i0.wp.com/www.chadourasenke.org.br/wp-content/uploads/2025/10/cbf5b9f60da99bf791c0aa12a770f429-e1759651982882.png?resize=200%2C200&ssl=1)
![茶杓の銘[二十八]9月(春)](https://i0.wp.com/www.chadourasenke.org.br/wp-content/uploads/2025/09/20250910-01.png?resize=200%2C200&ssl=1)
![茶杓の銘[二十七]8月(冬)](https://i0.wp.com/www.chadourasenke.org.br/wp-content/uploads/2025/08/202508-01.jpg?resize=200%2C200&ssl=1)
![茶杓の銘[二十六]7月(冬)](https://i0.wp.com/www.chadourasenke.org.br/wp-content/uploads/2025/06/202507-01.jpg?resize=200%2C200&ssl=1)
