~ 一盌からピースフルネスを ~

随想『日々是好日』

ブラジルの裏千家道場『伯栄庵』は、このコロナ禍で、6カ月の自粛期間を経て、9月8日より、稽古を再開しておりますが、会員限定の制限付きで、お稽古を始めています。
又この6カ月間に、皆様に配信しました質問箱は、それなりに好評でした。その折に、公募しました随想「日々是好日」は15編集まりましたが、なかなかの出来でした。よって、HPにUPしたらとの意見があり、今回公表の運びとなりました。
このコロナ禍を、皆で励ましあいながら、互いの趣味を生かした自粛生活でした。まだ続いておりますが、明るく、頑張って、予防し、本来の生活をとりもどしましょう。
このエッセーは、皆様に送る宝物・エールです。
お元気で、お過ごしください。

編集部一同

禅寺の鐘の音

松原直美(宗美) - 「ゴーン、ゴーン…」毎朝6時に、近くの禅寺から鐘の音が聞こえてきます。東京の住宅街にある有名なお寺の鐘です。この音で、私はたいてい目を覚まします…

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日々是好日(にちにちこれこうにち)

エリソン・宗尊・トンピソン・デ・リマ - 日本での勉強と修行の中で、この言葉を学びました。日々、普段我々が生活をしていくなかでもっとも良しとされるのが『今この時間を生きている現実』と捉えることができます…

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かえりみて

武田宗知 - 1954年サンパウロ市制四百年祭の時、裏千家が海外普及の為、当時の千宗興若宗匠、舎弟納屋嘉治を派遣し、私共会員が空港にお出迎えして以来、もう六十数年になります…

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親愛なる社中の友

カルメン・ルシ・宗歌・コンティ・ヴィエイラ - 感謝と懐かしい想いを込めてしたためます。今回の隔離は私達に過去を振り返り、想いを馳せる時間を与えてくれています。隔離生活も3ヶ月を過ぎようとしておりますが、最初の一週目に我が家はCovid19と対峙することとなりました…

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“Todo dia é um bom dia!”

小笠原・春子・ハルチマン・宗晴 - ここ数カ月間の自粛期間は異例の状況を我々に経験させていますが’、個人的には数々の格別のインスピレーションを与えてくれています。従ってこの見出しとして「パンデミック下の洞察」とつけたいところです…

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うつろいということ:自粛中の日本より

洲崎 宗勝 - 拙宅がある東京郊外の三鷹市は今、春から夏への季節のうつろいの中にある。猫の額ほどの庭にも朝日が深々と差しこみ、柴折戸からの風が南天なんてんの細い緑の葉と白い粟粒のような花を揺らす。気が付けば昨日よりは今日、そして今日よりは明日へと陽光は確実に輝きを増し、吹く風も勢いを増している…

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御家元の言葉を聞いて

マルシア・デ・フレイタス - コロナ渦中の困難な状況下において、裏千家茶道界の一員であることは私の心の安らぎです。尊敬するお家元様の深みのあるお言葉を拝聴することができ、感謝すると同時にそのお言葉は未来への希望と安心を私にもたらしてくださいました…

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自粛中も楽園

ラウラ・バダラ - 私は、人口100万人の力強く活気あるアルゼンチン・ロサリオ市の中心部に住んでいます。世界各地と同様に、パンデミックによって私たちは家の中に留まることを余儀なくされました。 個人的には、この状況が感じられ、冬の到来とともに、閉じこもりがちになります…

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忘れられない一日

ヴァーデルソン・宗智・デ・ソウザ - 西洋の現代社会の思想はほぼ古代ギリシア文化からの流れといえる。その中で「時間」のコンセプトは次の二通りである:クロノス(Χρόνος, Khronos)はカレンダー上の時間、時代の時間である。カイロス (Καιρός, Kairos)は驚くべき、注目すべき出来事の時間、更に好機、好都合の、最高の時間である…

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イペーの花

アントニオ・ファビアーノ・ダ・シルヴァ・サントス - 今年の初め、サンパウロからベロオリゾンテに引越しした時、私は伯栄庵での毎週のお茶のお稽古を逃してしまい、大変残念に思いました。茶人として生きる為には、これからもっと一生懸命頑張らなければならない事に気付かされました…

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祖母の思いで

横畠・武田・有美(宗有)- 鵬雲斎大宗匠(当時は千宗室15代御家元)の著作「茶の精神」に影響を受けて、私は6歳を迎えた時から茶道のお稽古を始めました。1973年5月、サンパウロのアニェンビコンベンションパレスで日本産業博覧会が開催され、日本企業の展示と共に茶席が設けられました。そこで私はお点前をしました…

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あの日のこと

ルビア・ダニエラ・ダ・シルバ・ポーラ・バプティスタ - おはようございます。私は2018年の初めに茶道を学ぶようになりました。2020年2月、裏千家のお稽古に参加した時に、私はある疑問(不思議な感覚)を抱きました…

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セラードの悠久を憩う茶会

藤本和治 - 40年間慣れ親しんだサンパウロから首都ブラジリアに移って、もうすぐ3年を迎えようとしています。ブラジリアの気候は、乾季(4月~9月)と雨季(10月~3月)に分かれていて、昨年は乾季の間、120日以上も雨が無く、サンパウロとの気候の違いに驚きました。しかし、10月に入ると、乾季の終わりを告げる待望の雨が降り、乾ききった大地を潤してくれます…

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日頃思う事

永江ハヤコ・ヴェロニカ - 現在コロナウイルス禍の為、ブラジル人の日常生活だけでなく世界中の人々の生活が大きく変わりました。多数の感染症や死亡、失業で多くの家族が失望して大変だと思います。私は、毎日の祈りの中でその人達の苦しみを神にお委ねしています。祈りは神と直接繋がっていてそれだけの力を持っていると信じています…

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裏千家で学んだこと

広瀬純子(宗純) - 裏千家の皆様,今日は!このコロナウイルスパンデミアの社会的距離は、私たちが家に留まり、考えることを余儀なくさせます。このような時、Berthaさんから毎週おくられてきます『茶の湯質問箱は心の支えになり、勉強になっています。なにか書きませんかと、林宗円先生に言われ、裏千家今日庵で過ごしたやく一年間の大切な思い出が浮かんでくるまま、ここに書いています…

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