~ 一盌からピースフルネスを ~

随想『日々是好日』・茶事

ブラジルの裏千家道場『伯栄庵』は、このコロナ禍で、6カ月の自粛期間を経て、9月8日より、稽古を再開しておりますが、会員限定の制限付きで、お稽古を始めています。
又この6カ月間に、皆様に配信しました質問箱は、それなりに好評でした。その折に、公募しました随想「日々是好日」は15編集まりましたが、なかなかの出来でした。よって、HPにUPしたらとの意見があり、今回公表の運びとなりました。
このコロナ禍を、皆で励ましあいながら、互いの趣味を生かした自粛生活でした。まだ続いておりますが、明るく、頑張って、予防し、本来の生活をとりもどしましょう。
このエッセーは、皆様に送る宝物・エールです。
お元気で、お過ごしください。
編集部一同

イペーの花

アントニオ・ファビアーノ・ダ・シルヴァ・サントス - 今年の初め、サンパウロからベロオリゾンテに引越しした時、私は伯栄庵での毎週のお茶のお稽古を逃してしまい、大変残念に思いました。茶人として生きる為には、これからもっと一生懸命頑張らなければならない事に気付かされました…

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祖母の思いで

横畠・武田・有美(宗有)- 鵬雲斎大宗匠(当時は千宗室15代御家元)の著作「茶の精神」に影響を受けて、私は6歳を迎えた時から茶道のお稽古を始めました。1973年5月、サンパウロのアニェンビコンベンションパレスで日本産業博覧会が開催され、日本企業の展示と共に茶席が設けられました。そこで私はお点前をしました…

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あの日のこと

ルビア・ダニエラ・ダ・シルバ・ポーラ・バプティスタ - おはようございます。私は2018年の初めに茶道を学ぶようになりました。2020年2月、裏千家のお稽古に参加した時に、私はある疑問(不思議な感覚)を抱きました…

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セラードの悠久を憩う茶会

藤本和治 - 40年間慣れ親しんだサンパウロから首都ブラジリアに移って、もうすぐ3年を迎えようとしています。ブラジリアの気候は、乾季(4月~9月)と雨季(10月~3月)に分かれていて、昨年は乾季の間、120日以上も雨が無く、サンパウロとの気候の違いに驚きました。しかし、10月に入ると、乾季の終わりを告げる待望の雨が降り、乾ききった大地を潤してくれます…

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日頃思う事

永江ハヤコ・ヴェロニカ - 現在コロナウイルス禍の為、ブラジル人の日常生活だけでなく世界中の人々の生活が大きく変わりました。多数の感染症や死亡、失業で多くの家族が失望して大変だと思います。私は、毎日の祈りの中でその人達の苦しみを神にお委ねしています。祈りは神と直接繋がっていてそれだけの力を持っていると信じています…

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裏千家で学んだこと

広瀬純子(宗純) - 裏千家の皆様,今日は!このコロナウイルスパンデミアの社会的距離は、私たちが家に留まり、考えることを余儀なくさせます。このような時、Berthaさんから毎週おくられてきます『茶の湯質問箱は心の支えになり、勉強になっています。なにか書きませんかと、林宗円先生に言われ、裏千家今日庵で過ごしたやく一年間の大切な思い出が浮かんでくるまま、ここに書いています…

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