27. 田
今年は対の漢字「男」と「女」という漢字を調べたいと思いました。まず「男」という字を調べましたら田という漢字と「力」という漢字の組み合わさった会意文字と出てきましたので、今回はその「田」という漢字を調べることにしました。
田とは、た/区画分けされた耕作地/たんぼなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、田部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。
1.読み方「た」「でん」
2.意味
①「た」
ア:「土を耕して穀物や野菜等を植え育てる土地の総称。
普通は水を入れて稲を植え育てる所を言う」
イ:「陸地(地、土地)」
②「でん」
ア:「田んぼ(水を入れて稲を植え育てる土地)」(例:水田)
イ:「畑(水を入れずに、穀物や野菜等を植え育てる土地)」(例:田園)
ウ:「物を産出する土地」(例:塩田、油田)
エ:「田舎(都会から離れた場所)」(例:田家)
オ:「狩り」、「狩りをする」(例:田猟)
カ:「田楽(味噌を塗って焼いた料理)の略」(例:魚田)
田(た)は、穀物を栽培するための農地。日本では主に稲栽培について使用される。田圃(たんぼ:でんぼ・でんぽと読む場合は田と畑を表す)や、水を張った田は水田(すいでん)ともいう。
特に水田とそこへ通じる農業用水は、食糧生産だけでなく、治水や地下水涵養、気候調節、生物多様性の維持といった、農業・農村が持つ多面的機能において重要である。
稲以外を育てる農地を日本では「畑」といい、田畑(たはた・でんぱた)と総称されることもある。
3.「田」を含む言葉・熟語・ことわざ
- 青田(あおた)稲が青々としている田
- 青田買い(あおたがい)まだ稲が青いうちに収穫量を見越してその田の米を買い取ること
- 有田焼(ありたやき)佐賀県有田町及びその付近から産する磁器
- 田舎(いなか)都会から離れた所、地方
- 田舎汁粉(いなかじるこ)つぶし餡の汁粉
- 田舎味噌(いなかみそ)麦とこうじを用いて作った赤黒く味の辛い味噌
- 我田引水(がでんいんすい)自分の利益になるように言ったりしたりすること
- 臍下丹田(せいかたんでん)へその下の辺。ここに力を入れると元気や勇気が出ると言われる
- 畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)手段や方法が違っても、同じ結果になるという意味。畔から行っても田から行っても行き着く所は同じということから。
- 田舎の学問より京の昼寝(いなかのがくもんよりきょうのひるね)田舎で書物に向かって一生懸命勉強するよりも、文化や情報が集まる都(京)で、たとえ昼寝をしてのんびり過ごしていても、人々の生活や文化に直接触れることで、より多くの知識や経験が得られること
- 瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)一面の瓜(うり)の畑で履の紐(ひも)をなおしていれば、瓜を盗んでいるのではないかと誤解される。人の疑いを招くようなことは、大いに慎まねばならないという教訓
- 三十振袖四十島田(さんじゅうふりそでしじゅうしまだ)三〇歳になっても振り袖を着、四〇歳になっても髪を島田に結ったりする。年輩の女性が年齢不相応の若い服装、化粧などをすることのたとえ
- 句を作るより田を作れ(くをつくるよりたをつくれ)文字などの実益のすくないことよりも、農業のように実利のある仕事をした方が良いという意味三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
4.田の書き順


2026年5月






