もったいないの日本文化 ~ “供養”と民話“つくも神” 「針供養、筆供養、茶筅供養」
2018年12月
今回は、「もったいないの日本文化」の最終回となります。当初この草稿をたちあげたとき、読者の皆様、「もったいない」という言葉の中に、「なにが」「どうして」と、不思議に疑問に思ったことでしょう。こうして二年間に亘り、「もったいない」を連載するうちに、自ずから「もったいない」が、見えてきました。今回の「供養」は、そのまとめにもなります…
続きを読む2018年12月
今回は、「もったいないの日本文化」の最終回となります。当初この草稿をたちあげたとき、読者の皆様、「もったいない」という言葉の中に、「なにが」「どうして」と、不思議に疑問に思ったことでしょう。こうして二年間に亘り、「もったいない」を連載するうちに、自ずから「もったいない」が、見えてきました。今回の「供養」は、そのまとめにもなります…
続きを読む2018年10月
【金つぎ】金継ぎとも書きます。やきものの器は、さまざまあります。普段使いの茶碗から、高価なものまで。これらを割ってしまった時、日本には伝統的なやきものの修理方法があり、「金継ぎ」といわれます。…
続きを読む2018年8月
職人たちの優れた技によって、自然の中の草や木の素材が、見事な工芸品に生まれ変わります。日本の場合、木の皮やヨシ、い草等がそうです。ヤマザクラの木の皮を用いて作られた樺細工の弁当箱や、茶筒、茶ベラ、お盆。木製の墨入れ(やたて)、ヨシのすだれ、ついたて、ヨシ葺きの屋根等…
続きを読む2018年6月
さまざまな天然素材の中で、和室の畳などに使われるい草と、シュロについて、今回紹介します…
続きを読む2018年4月
「灰」は、草や木、動物などを燃やした後に残る粉末状の物質で、古より有用な化学物質として、広く用いられてきました。灰の主要成分は、金属元素ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ナトリウム、銅、カルシュウム、アルミニウム)や珪酸などです…
続きを読む2018年2月
前回に引き続き、「和紙」をテーマにその用途について紹介します…
続きを読む2017年11月
【自然の素材】シリーズの中で、今回と2回に分けて、「和紙」を、テーマに紹介します。一回目は、特長、歴史などについて、二回目は、その用途、ついたて、障子、和本、掛軸等について紹介をします…
続きを読む2017年9月
稲は、上から下まで捨てるところがなく、「もったいない」の優等生といえます。稲が実ると、稲刈りをして、脱穀し、実を取り出します…
続きを読む2017年7月
4月30日にオープンしたサンパウロの「ジャパンハウス」の第一回目の展示会は、『竹』がテーマになっている…
続きを読む2017年5月
今回は竹の工芸品として、茶道で使われる、「茶筅、柄杓、茶杓、蓋置」や、「建築用材」を紹介します。茶道のもてなしの心から〔わび、さび〕といった精神が生まれました。茶道の主人(亭主)のもてなしの精神、客の礼儀作法、数寄屋とよばれる茶室の建築様式、器や掛軸、茶花などに込められた〔わび・さび〕の美意識は…
続きを読む2017年3月
今年3月より、2年間にわたって、シリーズで「もったいないの日本文化」の連載を予定しています。
「もったいない」とは、特に日本民族が使う言葉の考え方です。もったいないの対象は、食べ物や洋服など形ある物。電気や時間のように形のないもの。そして各人が何か感じる、「もったいない」と思う心。さまざまです…