~ 一盌からピースフルネスを ~

茶を点てば茶筅に心よくつけて 茶碗の底へ強くあたるな

茶筅の扱いの教えです。

お茶を点てるときは茶碗や茶筅が損じないように気をつけなければなりません。

美味しいお茶を点てようと思うと茶筅に強く力を込めてしまいがちです。

茶筅の素材である竹には弾力性があります。その弾力性を利用してお茶を点てるよう心がけましょう。

特に濃茶を練る際、よく使用する楽茶碗には軟らかい性質があります。茶筅はあまり寝かせずある程度立てた姿で練った方が竹の弾力性を活かして茶碗や茶筅を損じることなくお茶を練ることができます。

薄茶においても竹の弾力を十分に利用すれば点てる時に時間がかからず温度を保ち美味しいお茶を点てることができます。

2023年6月

こちらもご覧ください