~ 一盌からピースフルネスを ~

点前には強みばかりを思ふなよ 強きは弱く軽く重かれ

お点前をするにあたり所作に力を入れ過ぎてはいけません。

いい加減ではなく良い加減が重要です。

軽いものを扱うときはそれが重いものという気持ちで、重いものを扱うときはそれが軽いものという気持ちを忘れないようにしましょう。

水差しなどの重いものを持つときはなるべく手先や腕の角度に気をつけると美しい所作になります。

それに反して、茶筅や茶杓など軽いものを重いものを扱うようにしようと思うと自然に所作が丁寧になり、お道具が大切なものであると感じられます。

道具を持つということは最低3本の指が必要です。親指、人差し指、中指を使います。美味しいお茶を点てようという心が伴えば自然と薬指、小指もついてきます。

心が所作に現れます。

自分の指先を自分の目で追うようにすればお点前の流れがきれいになります。流れがきれいであるということは客はそれを拝見して点前に引きつけられます。

そのような状態から生まれたお茶はとても美味しいものになるでしょう。

2024年5月

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