~ 一盌からピースフルネスを ~

稽古とは一より習い十を知り 十よりかえるもとのその一

稽古とは一より習い十を知り 十よりかえるもとのその一

 稽古とは一から二、三、四と順を追って十まで進み、その次には再び初めの一に戻って 又改めて二、三、四、五と順に進むのである。

 初めて一を習う時と十から元の位置に戻って、再び一を習う時とその習う人のこころはまったく変わっている物である。 たとえば初めて帛紗捌きを習った時は、先生から右の手をどこまで上げよとか どの指を何本出せとかいちいち細かいことを教えてもらうが、そんな枝葉のことを覚えることですぎてしまう。そんなことでどんどん進んで十まで稽古を重ねて、再び帛紗捌きの一に戻ると帛紗捌きの本当のりくつが解る。

 こうしたことをくり返しているうちに茶道の真意も理解できる。

 中まで習ったから、これでよいと思った人の進歩はそれで止まってしまうのである。

2015年5月

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