~ 一盌からピースフルネスを ~

炭置くはたとへ習ひにそむくとも 湯のよくたぎる炭は炭なり

 茶道には濃茶、薄茶、炭手前というものがあります。この歌のテーマは、炭手前というのは何のためにあるかということです。湯をわかすために炭手前はあるわけですから、湯がたぎらないような炭のつぎ方ではいけないということを示しています。とにかく炭によってお湯をわかさないとお客さまにお茶をお出しできないのですから、これは当たり前のことともいえます。しかし、その当たり前のことがなかなか難しいのです。

2019年12月