~ 一盌からピースフルネスを ~

ブラジルの植物 6.ジャカランダ Jacarandá 紫雲木(シウンボク)

ジャカランダは世界三大花木のひとつとされ、カエンボク(火炎木)、ホウオウボク(鳳凰木)と並んでいます。和名は紫雲木(シウンボク)です。ほとんどの国でジャカランダの学名で知られています。ノウゼンカズラ科キリモドキ属で15m以上になる高木です。

ジャカランダの木は枝を横に広げる樹形なので、高木に青紫色の花をいっぱいに咲かせる姿はとても美しいです。日本ではジャカランダの花の鑑賞は難しいとされていましたが最近では日本国内でも温暖な地方では満開のジャカランダが見られます。宮崎県にある「ジャカランダの森」また熱海の駅からほど近い海岸沿いにも、ずらりとジャカランダが植えられている遊歩道がありそれに東京都内の熱帯植物館にもジャカランダの木があります。

原産地はブラジル、アルゼンチンですが、ポルトガルでは大航海時代にブラジルから入ってきたものが根付いたと言われており、ポルトガル人にとっても特別な花です。日本人が春の桜を心待ちにするように、ポルトガルでは青紫のジャカランダの花が愛されているそうです。

ジャカランダにはミモゾ、バイア、セラード、桃色と紫色の種類があります。それぞれ特徴がありますがどの種類でも相対湿度を増加し、空気清浄や流出防止にとても適しています。ジャカランダの種と木材は手工芸によく使います。ミモゾ種は玩具、家具や箱作りに使用され紫色種はギターや笛の楽器などに使用されています。

2022年2月

こちらもご覧ください

  • ブラジルの植物 7.ガラナ Guaraná

    ブラジルの植物 7.ガラナ Guaraná

    ガラナと言えばブラジルで一番人気の飲料で緑色のビンまたは缶に赤色の果実の絵がついているものをすぐ思いつくのです…
  • ブラジルの植物 5.ブラジルボク Pau-Brasil 蘇芳(すおう)の木

    ブラジルの植物 5.ブラジルボク Pau-Brasil 蘇芳(すおう)の木

    蘇芳の木またはブラジルボクはブラジルを象徴する木でありその材木は高貴であります。先住民の言葉ではイビラピタンガと呼ばれ「赤い木」と言う意味です。蘇芳の木の心材が炎のように赤色していることに由来し、ブラジルという言葉は灼熱を意味するポルトガル語のブラーザという単語に由来しています…
  • ブラジルの植物 4.オオオニバス「大鬼蓮」Vitória-régia(後半)

    ブラジルの植物 4.オオオニバス「大鬼蓮」Vitória-régia(後半)

    前半ではオオオニバスのいくつかの特徴が取り上げられました。その中で料理用として使える種はポプコーンにして食べられると書きました。今回はオオオニバスの茎の調理法を紹介します…
  • ブラジルの植物 3.オオオニバス「大鬼蓮」Vitória-régia(前半)

    ブラジルの植物 3.オオオニバス「大鬼蓮」Vitória-régia(前半)

    ブラジルの花の中でオオオニバスは新奇で最も美しい花であり、アマゾン流域に自生する巨大水生植物です。1枚の葉の直径は1.5mから2m程にもなり、スイレン科の中で世界―大きな葉をつける被子植物です…
  • ブラジルの植物 2. キリストの涙

    ブラジルの植物 2. キリストの涙

    本年より「ブラジルの植物」について再開いたします。ブラジルの植物と言っても、原産地のものはそんなに豊富ではありません。でも、気候風土に恵まれているので植物や草花は育ちやすい環境にあります。ですから、世界の国々の植物がブラジルでのびのびと育って、きれいな花をたくさん咲かせます。その中で茶花に使えそうな花があれば飾ってみて楽しんでくだい…