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ブラジルの植物 13. 西洋風蝶草 クレオメ Mussambê

この植物はブラジルと南アメリカの国々が原産地で、熱帯性、亜熱帯、地中海や温暖気候でよく生育します。ムサンベーはクレオメ、ベイジョ・フェドレント「悪臭のキス」、蜘蛛花、セテ・マリアス「七のマリア」という名でも知られています。学名はクレオメ・ハスレリアナ Cleome hasslerianaまたはクレオメ・イスピノザ Cleome spinosa、クレオマセアエ科 Cleomaceaeに属しています。

高さは1.5メートルほどになります。葉は掌状複葉でマリファナ「Cannabis sativa」と間違えやすい。花は春から夏の終わりにかけて咲き、白色、ピング色や紫色があります。日本には明治時代の初期に到来し、花は蝶々が飛んでいる姿に見えるので西洋風蝶草という和名が付けられました。でもドイツ語では Spinnenblume、蝶々ではなく蜘蛛のように見えて蜘蛛花と呼ばれています。香りがよくハチドリや蝶々を引き寄せます。種を宿したさやは受粉後に付いて花茎のすぐ下に見ることができます。

クレオメの種類は装飾用以外に医術によく使われ、遺伝学の重要な資源植物として扱われています。治療特性を持ち、それも科学的に立証され、肝臓保護、抗炎症、腫瘍形成、感染症に対する効能を持っています。

西洋風蝶草は簡単に栽培でき、多少日照時間が短くても大丈夫ですが、開花には多少影響を与えます。

北海道美瑛町(びえいちょう)にある展望花畑 四季彩の丘は、一面に咲く西洋風蝶草また他の花も観賞できるスポットとして有名です。

 

Trip editor 四季彩の丘

2023年11月

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