インディアン・デー

　インディアンの国際祝日は８月９日です。

　ブラジルでは、４月１９日に「インディオの日」を祝います。この祝日は全米インディアン議会に敬意を表し、その開催日４月１９日を元に制定されました。

　ブラジルの先住民は国の文化だけではなく、世界へも大きな貢献を果たしました。豆、ピーナッツ、カジュー（果物）、ウルクン（調味料や色付けに使われた）やキャッサバ芋など、色々な天然植物の活用、また睡眠ネットや毎日の入浴や薬用植物を利用する習慣は、先住民によって現代社会に強い影響を与えました。

　ポルトガル語は、先住民の使っていた約二万程の言語から語彙を得ています。

　サンパウロ市ではブラジル日本移民１１０周年を祝ってブラジル先住民の椅子展覧会が行われます。

　本展「Bancos Indígenas do Brasil」ではBEIのコレクション約７０点が展示されます。展示される椅子はシングー河上流域及び下流域、アマゾン河の流域、パラー州の北部、ギアナ地方などに住む先住民族によって制作されたものです。

　動物をかたどった、とりわけブラジルの野生動物を表現した椅子もあります。

　この展覧会はサンパウロ市のイビラプエラ公園内日本館で８月上旬まで開催され、日本では９月中旬まで開催されます。