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聖テレーズの日 (Santa Teresinha)

 今回は、カトリックの世界で有名な聖テレーズを紹介します。10月1日は聖テレーズの日です。サン・パウロでは、聖テレーズへの尊敬とその教えに感謝する数多くのミサが行われますが、10月1日のミサは特に盛大です。

 聖テレーズは(1873-1897)フランスで生まれ、15歳で修道女になり、カトリックのオールデン・ド・カルメロ・デスカウソ修道院に住んでいましたが、若くして亡くなりました。修道院での短い人生の数年の間に多くの詩・演劇・手紙などを書き、更に、その死後に出版された『ある魂の歴史』(História de uma Alma)と呼ばれる自伝は貴重な写本である以外に歴史上優れた精神的古典文学の一つであり、世界で最も広く読まれている書籍の一つです。日常生活の小さな事柄に愛と関心を持ちながらの簡素な生活の道を説いています。聖テレーズは他の文化・他の宗教・さらに無宗教者にも愛されています。カトリック信者達は10月1日の聖テレーズの日に盛大なミサを挙げて祝います。

 聖テレーズは亡くなる前に「私は世界にバラの雨を降らせようとしています。」と告げました。これは、天国から多くの恵みをすべての人々に送ることを意味します。その為、聖テレーズの献身者たちは、奇跡や恵みを求めて祈るとき、その願いが叶えられる兆しとして一つのバラを受け取ることを期待しています。聖テレーズはブラジル全国で親しまれ愛されています。サン・パウロ市内イジエノポリス区にあるSanta Teresinha教会の神父たちは、祝福の時にバラの花びらの雨を寺院の天井からミサに参列する信者たちの上に降らせる特別なミサで祝います。10月1日聖テレーズの日には、願い事・願いが叶えられたことへの感謝、または祈るために、大勢の人々が教会に出かけます。

2018年10月

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