~ 一盌からピースフルネスを ~

水指・・・清浄な水を湛えて

 茶席の中で火に対する水を入れる器として、釜と対比して置かれる道具です。その為、茶が点てられる際には、すでに据えられた釜は別として、いちばん最初に登場します。清らかな水を湛えた水指の存在感は大きく、道具を取り合わせる際に亭主が心をくだく重要なもののひとつです。

 茶人の美意識から、焼き物、木地、金属など、さまざまな素材の水指が生まれました。夏に涼しさを演出するために、ガラスの水指や樹木の葉を蓋にした水指を用いることもあります。

『道』より

2018年2月