水屋

　水屋みずやとは、水谷とも書き、茶室に付属している一般家庭の台所にあたるものです。点前に必要な道具を並べて置き、点前の準備や後始末をする場所です。

　大きさはいろいろですが、間口が約９０センチ、奥行きが約６０センチくらいのものが一般的です。裏千家の水屋は大水屋で、間口が約１８０センチあります。

　水屋を設ける場所は、茶室の隣りか、なるべく近い所が良く、採光が充分にとれるところが適当です。水屋の一番下は、竹のすのこがついた流しになっており、水が流せるようになっています。

　この他に、置水屋として、茶だんすの箱形のものもあります。